鉄道

2015年09月27日

ここ2・3年程、このブログの影響というか、
僕の興味の対象である「クラブ」のおかけで旅行が好きになってしまった。
本来出不精の僕は休日に家の隣のコンビニに行くことすらしんどく、
仕事の疲れを解消し、静養するため家から一歩も出ず過ごすのを常としてきたのに、
当初はクラブの見学に東京を離れた国内へ、
終いには海外もウロつくようになり、結果クラブのみならず観光も含めて、
混沌殺伐とした日常から離れた時空間を楽しむというのが好きになってしまった。

自己紹介の「趣味は何ですか?」という質問やプロフィールの趣味欄の項目に「旅行」と答える人を見ると、
(笑)みたいな若干小馬鹿にしたような冷淡な目を向けていたが、
今はまさに自分がそれだ。
旅行なんて簡単に行けるものではないし、
頑張って年に数度程度なのにそれを趣味って言えるってどうかしてるぜ!ってずっと思っていた。
まだパチンコや競馬のような人に褒められない趣味の方が普段の生活に入り込んでいる気がして、
旅行が趣味っていうのは納得いってなかったってのもある。
高級時計の収集が趣味という人が周りに結構いるのだが、安くても数十万・数百万するものを、
あなたはどれだけ持ってるの?
数ある時計の中でいくつ持ってるの?数個でしょ?
・・・それで趣味と言えるの?って思う気持ちに似ているかもしれない。

ただ、ここ三年あまりで、台湾・ベトナム・韓国・福岡・沖縄、大阪・名古屋には数度行ったと言えば、
※ブログに書いてないプライベートも含めればまだある。
趣味:旅行と言っても差し支えないのではないかと思う。

そんな趣味:旅行の僕は昔の友人に会いに行く用事があって、
今年のどこかで北海道に行かなければ・・・と考えていた。
僕は寒いところが苦手なので、冬に北海道なんて行きたくない。
それなら夏休みを使って行くのであればちょうどいいのではないか。
ついでに、大阪名古屋福岡に次ぐ日本の大都市圏である北海道のクラブに行くことが出来れば
日本の有名なクラブをほぼ制覇したと言えるのではないかという気にもなっていた。

北海道には、今は無き伝説のチャラ箱のa-lifeも東京本店が無くなったにも関わらず、
札幌a-lifeとして営業しているとも聞いている。
東阪名には及ばないにせよ、有名なクラブもいくつかあるだろう。
豪雪の中クラブに行く人は少ないだろうし、行くなら今しかない!

そんな個人的な決意の最中、タイミング良く(悪く?)奴から連絡があった。
沖縄・福岡に一緒に行ったM嬢である。
ヤクザの愛人を稼業にしている彼女に、僕は時折急きょ呼び出しをくらう。
彼女に対して拒否権の無い僕は一方的に「同行せよ!」と命じられ、
その度、荷物持ちとして三歩下がって旅行させていただいている。

あまり大きい声では言えないが、
このヤクザというのが、割と有名な暴力団で、全国にシマを持っている。
自身も組員であるM嬢は四国から東北まで次々に拠点を変えて活動していたが、
数か月前から東京に落ち着き、
上野あたりで数百人の部下を抱えながら中国人やら韓国人と抗争していると聞いている。

それ以上は詳しくは聞けないが、最近分裂騒ぎの報道があったので、
M嬢も一枚噛んでいるのではないかと僕は推測を立てているのだが。

http://matome.naver.jp/odai/2144065733556613801

今回はその抗争によるストレスのハケ口として、
ヤクザになんのゆかりも無い僕がまたしても選ばれ、北海道に同行せよ!と連絡があった。
福岡も沖縄も強引に連れて行かれたのだが結果楽しかったのが悔しいところではある。
彼女の強引な勧誘にムスッとした状態で現地に赴くのだが、
奴の戦略的な行動スケジュールにほだされ、
夜には僕の好きな爆音と人工的な照明を体に浴びてしまうと最終的には「来てよかった」となってしまう。
だから今回も、「昔の友人に会う用事があること」「北海道のクラブに行くこと」を条件に、
荷物持ちを引き受けることにした。

北海道は札幌、8月の金土日に2泊3日で行くこととした。
金曜日午後に成田発のJETSTARで新千歳空港へ。
格安航空会社だけあって、席は狭く、CAの質も大手航空会社を都落ちしたようなおばさまで、
心を無にして一時間余りを過ごした。
ただ、個人的には近場であれば、格段に安上がりになるので、大して苦にはならないが。

@札幌・新千歳空港 8月某金曜日17時

東京ではかんかん照りで、吐きそうなくらい暑かったのに、飛行機を降りた瞬間から涼しさが感じられ、
もうその時点で北海道に来て正解だったとさえ思えた。
東京のビル街の反射した日光やら窓を開けて風を通しても寝苦しい夜とは明らかに対照的で、
それは時間が日の落ちかけた夕方だったことを差し引いても快適だった。

新千歳空港からは千歳線に乗り換えて55km先の札幌駅へ。
そこから地下鉄・南北線に乗り換えて「すすきの」駅へ。

今回の旅の手配はM嬢仕切りであったため、
※基本M嬢と旅行(拉致)に行く際には、M嬢のやくざネットワークが使われるので、彼女任せとなる。
「すすきの」(北海道一の歓楽街)にあるホテルに泊まることになっていた。
クラブ好きの僕には「すすきの」近くにクラブが固まっているので都合がいいだろうと
M嬢は御為ごかしなことを言っていたが、
実際は知り合いのやくざに話をつけて、しのぎの一部としているホテルをあてがってもらったのだろう。
その証拠に「すすきの」駅からホテルまではずっと風俗店が立ち並んでいた。

僕も初めての札幌で知識が無かったのだが、
新宿歌舞伎町とも福岡中洲とも違う、直情的に男性の股間に訴えかけるような店の並びは、
ちょっと異質だ。

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名案内コナンって、青山剛昌先生はご存知なんだろうか?
シルエットはどう見ても「見た目は子供!頭脳は大人!」のあの子じゃない?

「ファッションヘルス しまむら」もどう見ても訴えられたら完全敗北なネーミングセンスだ。

そんなお店がところ狭しどころか北の大地のごとく延々と広がっている。
ビルも一戸建てのお店もギラギラしたネオンを発しながら、男性の欲望を刺激している。

北国では雪が降るから外に出ることができない期間が長い。
することがないからセックスをする。
もしくは、することがないから考え事をする。考えるのはエロい事。
だから、北国の人は卑猥でエロの部分でぶっとんでいる人が多いと聞く。
なんだかそれが町を歩いているとしっくりくる気がする。

僕らが泊まったホテルは歓楽街を通って若干町外れにある「パコホテル」という、
男性と女性がパコパコしちゃうようないやらしい名前で、
ビジネスホテル風な佇まいではあったものの、
これは出張族がデリヘルを呼んでしまうようなホテルのようだと僕はものの数分で気付き、
笑いながら冗談めかして、ホテルを手配してくれたM嬢にさりげなく伝えたところ、
M嬢は「まさか」と言っていたが、実際夜になるとデリヘル嬢がホテルの中を頻繁に行き来していた。

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その後、M嬢が仲間のやくざに怒鳴り散らしていたのは言うまでも無い。
電話口で「なんぼのところ泊まらせとんのじゃ!」と怒声を張り上げていた時、
隣で僕は震え上がっていた。
M嬢はこめかみに青筋を立たせ、
僕はそれを見ながら、真夏の北海道で寒くも無いのに全身に鳥肌を立てていた。

なんとなく今回の旅を予感させるような出だしに戦々恐々としながらも、
どこか浮き足立つようなハプニング性も感じつつ、
旅の最後は「楽しい」か「楽しくない」かはっきり答えが出る気がして、
まずは、第一夜の「すすきの」に出かけるのでした・・・。

クラブを周る前に、奇想天外の北海道名物編からスタート、
波乱の北海道編の幕が上がります。

読んでくれている方への北海道の旅の参考になれば・・・。
それではよろしくお願いします。

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