2014年04月25日


2013-11-25-032833

ハプニングバー体験記其の四。
其の三では常連の男性二人が女性に怒涛の責めを受け、悶絶していた。
その続きのお話。常連男性に続き、狙いを定められたのは当然・・・。

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ハプニングバーという特殊な場においても、やはり空気感というものは存在し、
それは常連の人達が醸し出していた。
僕はその雰囲気に飲みこまれていたし、抗うことなど出来ずにいた。
大海原に放り出された小舟のように、波に逆らわず流される他ないのだ。
隣にいた僕の友人アイさんも過去三度来た時にはない、
人数の多さとそれに伴う盛り上がりに呆気に取られていた。

常連男性二人目のまことさんを散々いじめ抜いた女性達は飽き始め、
当初座っていたソファに戻って行った。
そんな中、クリ美さんはツカツカと僕とアイさんが座っているソファに近づき、
そして腰かけ、話しかけてきた。
まことさんの責めの最中にもクリ美さんとは目が合っていたから、
いつか絡まれるだろうとは思っていた。
まるで「どう?面白いでしょ、坊や達。同じようにされたいんでしょ?」と言わんばかりの
上から目線で見てくる彼女には、
僕としては「それは全然違います。」と言いたいのだが、
有無を言わさず、僕達をMとして食い物にしようとしたらしかった。

「はじめまして。」物腰柔らかな口調でクリ美さんは言う。
「はじめまして。」僕とアイさんはそう返すと、自己紹介を始めた。
「私、クリ美っていうの。クリトリスが美しいから、クリ美っていうの。」
いや、勿論本名ではないだろう。だが、こんな下ネタにどう切り返したらいいか分からない。
ただ、先程まことさんを責めている時にクリ美さんから「どう思うか?」と聞かれ、
「いいと思います」という凡人的回答をしてしまった僕はクリ美さんとの第一ラウンドに負けてしまっていた。
だから、この質問の回答にも「いいと思います。」というようなつまらない言葉は許されない。
僕は場をつなぐ意味で、そして相手を困らせる質問を投げかけてみた。
「どのくらい美しいんですか?」
どうだ、この質問には逆に困ってしまうだろう。うまく返せるはずもない。
ニヤニヤする僕にクリ美さんは平然と、
「それなら見せてあげるわ。」とその場に立ち、スカートを自分でまくり上げようとする。
「えっ・・・ちょっ・・・」焦る僕を見て、逆にシタリ顔で笑っている。
またしても僕はからかわれたのだった。第二ラウンドも僕の負けだ。
敗北感を噛みしめているとクリ美さんは僕に言う。
「あなた、Mでしょ?」
「いや~、僕Sなんですよね。」
「ふ~ん、あなたMに見えるけどね。」と残念そうに言う。
まぁ、僕がSかMかを見分けることは出来る人はそういない。
おおよその人はMだと判断するのではないかと思う。
ただ、僕がオフィシャルとプライベートでスイッチを切り替えて、
ナンパに講じてきたり、こんな破廉恥なブログを書いてみたりしていることから分かる通り、
本当の僕は見た目や人に対する接し方と内面的な感情にギャップがある典型なのだ。
「こちらにいるアイさんはMですよ。」僕はアイさんに話を振ってみる。
仲介役を買って出たのは、事実MであるアイさんとSのクリ美さんを引き合わせようという
僕のキューピッド的純粋な心からではない。
三人目の生贄を神に捧げる為だ。
縄で縛られ、ムチで叩かれ、おもちゃでいじめられ、残虐な言葉を浴びせられる。
そんなアイさんを見てみたかった。
許せ、友よ。

祭壇に祭り上げられた生娘があれよあれよと食べられてしまったのは言うまでもない。
アイさんはクリ美さんの巧みな誘導尋問に引っかかり、
自分がMであること、過去の彼女とM同士でうまくいかなかったことまで暴露させられ、
さらには、人に責められたことがあまりないこと、責められてみたい気持ちがあることまで話していた。

ここまで来れば十分だろう。僕は生贄の心臓にナイフを突き刺しながら言う。
「だったら、クリ美さんに責めてもらえばいいじゃないですか。」
僕は自分の好奇心のために友人を殺したのだった。

困惑するアイさんにクリ美さんは詰め寄る。
「されてみたいの?」
「ねぇ?されてみたいの?正直に言ってみなさいよ。」
完全に入り込み始めたクリ美さんにアイさんはタジタジだ。
「えっ・・・あの・・・」言葉が出てこない。

「そこに仰向けになりなさい。」クリ美さんに命令され、反抗が許されない状況に
本当に床に仰向けになるアイさん。
その目には90%の怯えと10%の期待が入り混じっていたように思う。
僕だったらこの命令には従わない。間違いなくお断りする。
それでも従ってしまうアイさんは本当にMなのだろう。
アイさんは過去に3回来たと言っていた。
ハプニングが起こったこともあったが、自分には関係なかったとも言っていた。
それでも、3回も来ているのだとしたら、もしかしたら期待しているのかもしれない。

仰向けになったものの、ガチガチになっているアイさんは、
「気を付け」の姿勢で地面で直立不動のまま転がされており、
そして、クリ美さんの点呼の下、複数の女性がアイさんに群がっていく。
虫の死骸に引き寄せられる蟻のようだ。これからアイさんは喰われるのだ。
アイさんは前の二人のように縛られたりはしていないものの、
顔を踏まれ、股間をいじられ、女性に好き放題やられている様子は
彼自身が「大人のおもちゃ」になっている状態。
その表情からは怯え・期待に加え、恥じらい・興奮などの感情が複数ブレンドされているように
感じられ、彼の中では新しい扉が無理やりこじ開けられているのだろう。
僕はそんな彼をソファの上から見下ろしながら、現状把握とこの後の展開に思考を巡らしていた。

常連さんのイジリから新規の人(まぁ、アイさんは新規ではないのだけれど)を
巻き込んでいくスタイルはよくあるパターンなんだと思う。
突然新しく来た客をがんじがらめにしてしまうのは、驚かせてしまうし、
緊張を与えてしまう。だから、常連さんがある意味お手本を見せて、
それに興味を持っていそうな人間から手を出していく・・・。
これはクリ美さんから後で聞いた話なのだが、
新規のカップルが初めて来ると割と盛り上がるらしい。
ちなみに、僕が行ったこの日にはカップルはいなかった。
そして、こんな風に巻き込んでいくスタイルでカウンターに座る新規のメンバーも
いずれお声がかかっていくのだろう。
そんな風に考え、女性陣の怒涛の責めを堪能した時に、またしても展開が変わった。

この場では最年長(と思われる)であり、「S」のクリ美さんが場の主導権を握っていた。
彼女の指示で他の女性も動くので、彼女の意向で雰囲気が変わっていく。
そんな中、一人自由に放牧されている女性がいた。
皆からリンちゃんと親しげに呼ばれているので彼女も常連なのだろうが、
僕が店内に入った当初はランジェリー姿でバーをうろついていた。
アイさんが鼻息を荒くしている今はワンピースを着用して、
アイさんのそばで椅子に座りながらジッと見据えている。
そして、クリ美さんが話しかける。「リンちゃんもいじめてみる?」
リンちゃんは「イヤイヤ」をするように首を横に振る。「そうね。リンちゃんはMだもんね。」
彼女はSの多い女性陣の中で珍しくMらしい。
そして、実はアイさんからその話を聞いていた。
店に入ってきた当初、「あの人、前に来た時にいました。」
「縄で思い切り縛られて、めっちゃ喘ぎ声あげてました。」とアイさんは言っていた。

そして、クリ美さんは衝撃の一言を放つ。
「リンちゃんは誰かの男の子の膝に座るくらいが丁度いいわね。」
そして、目力を込めて僕をガン見してきた。
えっ・・・僕ですか?
僕の膝で良ければ全然お貸ししますが・・・僕でいいのかな。
他にもイケメン君もいるのだし、その方が彼女的にもいいのでは。
リンちゃんはどんな風に思っているのだろう。
彼女をチラと見ると、目が合ってしまったので、僕は言う。
「えーっ・・・と、座りますか?」
彼女の方に体を向け、足を揃えながら両手で膝をポンポンと叩いて
「ここにどうぞ」のポーズを示すと、彼女はニコッと笑って近づいてきた。

皆さんならこういう場合、女性は男性の僕の膝にどうやって座ると思いますか?
僕は、女の子が男に背を向けてチョコンと腰かけ、男が女の子をギュッと抱きしめたりだとか、
赤ちゃんを抱っこするような形で、女の子が男の首に手をかけ、男が腰を抱いたりとか、
まぁ、そういった感じのものを予測していたにも関わらず、
なんとリンちゃんは対面座位で僕の上にまたがり、
そのなけなしの胸と両腕で僕の顔を抱きしめながら股間を擦りつけてきたのだった・・・。

そっちのパターン?
予想外の座り方にびっくりして、リンちゃんの顔を見上げると、
小悪魔的な笑みを浮かべて、僕の反応を楽しんでいる。
本来であれば、ここで僕が何かを仕掛けていやらしい方向に持っていくべきなんだろう。
それでも僕は彼女をどうにかしてやろうという気は無かった。
ただただ、最近女性を抱く機会が無くなってしまったので、
久しぶりに女性を抱きしめてなんだかホッコリした気分になり、
忘れていたな・・・この感触と思っただけだった。
彼女は細身でウェストが引き締まっており、その分胸もまな板のようなのだが、
小柄で背も低く、男性が守ってあげたくなるタイプ。
彼女が前に縛られていたということだったが、残念ながら肉付きが良くないから見た目は
映えないだろうとそんなことを考えていた。

彼女は僕の耳や髪の毛を触り、僕は背中から腰、お尻を撫でるように触るような
簡単なスキンシップを図りながら会話をする。
彼女が常連であることや僕がなぜここに来たかなど・・・
プライベートな質問はご法度だから、一応そこは守りつつ。
そして、彼女は言う。
「御子柴君はガツガツしないんだね、ここに来る男の人はもっと攻撃的。
普通はすぐに手を出そうとするのに、珍しく余裕がある人に見える。」
確かに僕はどうこうしてやろうという気が無い。
このお店に来るお客の多くは本番を期待しているのだろうから、
ハプニングバーの様子を見に来た僕とは目的が違う。
そんなところがたまたま余裕がある風に見えたのかもしれない。

15分ほど対面座位状態で過ごしている時、その床下では相変わらずアイさんが女性陣に弄ばれていた。
ただ、まだ緊張している様子で所謂男性の部分が勃ってはおらず、
責める女性としても満足を得られない状況で進展していなかった。
しずかさんが言う。「オトモダチ(→僕の事)は楽しんでるじゃない。あなたももっと興奮しなさいよ。」
そんな風に言われて勃つはずもないのだが、
僕は僕がいるせいでアイさんが自分を解放できないのではないのかと思った。
だから、僕はアイさんから見えないソファに位置を変えようと、アイさんと女性陣に言う。
「僕、ちょっと場所移します。僕のせいで恥ずかしがっているのだとしたら申し訳ないから。」
そう言うと、女性陣もそれに同意する。
「そうね、下の部屋に行った方がいいわ。」

「部屋?いや、向こうのソファに・・・。」
「そうしなさい、あなた達いい感じだから。松の部屋が空いてるわよ。」
下の部屋?松の部屋?
新しい言葉の出現に僕は戸惑っていると、リンちゃんが言う。
「やった~。ポイントカード~!!」
ポイントカード?
もう何のこっちゃ分からない。
混乱する僕の手を引いて「行こ行こ」と言い、マスターに「松の部屋使いたいんだけど。」と声をかける。
「かしこまりました。」マスターは鍵を手に、バーフロアからさらに下の地下三階への階段を降りていく。
僕はリンちゃんに聞く。
「ポイントカードって何なの?」「いいからいいから。」
「あの、松の部屋っていうのは?」「いいからいいから。後で教えてあげるよ。」
何も教えてくれない彼女に連れられて、階段を降りていく・・・。

暗い階段の先に降りたフロアには個室が三つ。
そのうちの一つの部屋の鍵を開けると、マスターは一礼して戻っていく。
その部屋は薄暗く、中は何も見えない。
「一寸先は闇」そんな言葉を思い出しながら、
僕はリンちゃんの手を強く握りしめていた・・・。


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a>03:30│コメント(4)飽くなき性の探求 | 日記このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事へのコメント

1. Posted by みつまさ   2014年04月28日 09:59
一話でコメントさせて頂いたものです。

とても、興味深い記事の更新ありがとうございます。
現在は海外に長期滞在しているのですが、日本に帰国したらぜひ、行ってみたくなりました。

私はMなので、もし御子柴さんと行く機会があったら、私も生贄にされてしまいそうですが。。。w

記事の更新楽しみにしています。
2. Posted by 亀仙人   2014年04月28日 22:44
5 ハプニングバー。
率直な感想を申し上げると最高の場所ですね。
今度ぜひ連れてって下さい〜
っとお願いしたいところですが、それはあまりにも図々しいので控えておきます。
しかし、文章がお上手ですね。
閲覧者の心をつかむ文章力。それは、天性のものがあると思います。
これからも新しいネタを探して活動・ブログをどうか続けて下さい。
3. Posted by 御子柴清麿   2014年04月30日 00:54
To:みつまささん

二回目のコメントありがとうございます。
海外からわざわざ僕のブログを見ていただいているのは
とてもありがたいことです。

帰国の際に時間があればぜひ。
逆に体験談を教えてください。
4. Posted by 御子柴清麿   2014年04月30日 01:03
To:亀仙人さん

ハプニングバーをお気に召されたようですね。
紹介して良かったです。
僕もお連れしたいところですが、
まだまだ人を連れて行く程にこの業界に詳しくないこと、
それから、面識のない僕と行ってもあまり楽しめないかと
思います。
ご友人などに経験者がいれば一番いいのですが、
なかなかそうもいきませんよね。

このブログに書けないこともありましたので、
もし興味がおありでしたら、
もう少し細かいことをお伝えします。
質問等があるようでしたら、メールをください。
mikoshibakiyomaro@hotmail.co.jp

文章をお褒めいただきありがとうございます。
天性で持っているとすれば、性的な探究心のみです。
そこで起こった出来事が面白いだけで、
僕の文章力ではないと思います。
でも、そう言っていただいて嬉しいです。
これからも頑張って亀仙人さんが笑えるものを書いていきます。

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