2014年04月20日

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其の一
其の二に続くハプニングバー潜入本編。

僕と友人のアイ(男性)さんが店内に入って、一時間くらい過ぎた頃のこと、
僕はようやくその場に慣れ始め、アイさんと和気藹々と談笑していた。
各所でも笑いが起きているが、主には常連客同士が会話を楽しんでいる様子だ。
ちなみに、僕達二人が入ってから、店内に入ってくる人はいなかった。
つまり、人数は変わらなかったということ、男性15人・女性8人。
ストーリーを円滑に進めるために主要人物の名前と特徴をご紹介。

【男性】
一人目・・・御子柴清麿。元ナンパ師・現くたびれたサラリーマン。顔はキモ目。アラサー独身。
二人目・・・アイさん。御子柴の友人・現在もナンパ師。背が高くガッチリ体型。顔は御子柴よりはるかにいい。
三人目・・・まことさん。大竹まこと似の見た目渋い50代。会社では恐がられていそうな感じ。
四人目・・・ノブさん。眼光鋭いメガネの似合う30代前半。「S」で縄を家から持参。
五人目・・・ブタオ。自分で豚を名乗るほどの「どM」。絶対服従の女王様を探している。
六人目・・・山ちゃん。南海キャンディーズの山ちゃん似。30代後半。常に挙動不審。
七人目・・・組長。50代前半だが、目のギラギラが半端ない。顔に傷がある、やくざ風。
八・九人目・・・組長の取り巻き。冴えないおじさん二人組。
十~十四人目・・・20代そこそこのイケメン二人組と30~50代のサラリーマン軍団。
アイさんが推測するに、今回が初めての人たち。
十五人目・・・青木さん。年齢不詳だが、恐らく60-70代。無口。

【女性】
一人目・・・クリ美さん。50代前半。品があって小綺麗な淑女。とても50代には見えない。
二人目・・・しずかさん。工藤静香似の30代前半。「MUGO・ん…色っぽい」感じ。
三人目・・・虎子さん。なぜか阪神タイガースのユニフォームを着て登場。元4番くらいの風格あり。
四人目・・・リンちゃん。皆からリンちゃんと呼ばれている。ランジェリー姿でバーの中をウロつく猛者。
五人目・・・加護ちゃん。背が低く、若干加護亜衣似の阿婆擦れ感が出ている30代後半。
六人目・・・ぽちゃ子A。年齢は40代前半、主婦。服装化粧共に若作りしていて少々イタめ。
七人目・・・ぽちゃ子B。ぽっちゃりという次元を超えている。力士Aという名前に変えても良し。どすこい。
八人目・・・青木さんの奥さん。なぜか夫婦で参加している。和服を着て清楚な佇まい。

店内の見取り図を説明できないので、ふわっとした表現になるのをお許しいただきたいが、
まず、僕とアイさんは店内のほぼ中央の円卓のソファに座っていた。
その隣には組長とその取り巻き男性2人とぽちゃ子Aとぽちゃ子B。
僕らより後ろに一段高いフロアがあり、バー全体を見渡せる二人掛けのソファに青木夫妻が座っており、
下界を見渡す神様のようにそこに鎮座していた。
僕らとは若干離れた場所にまことさん・ノブさん・ブタオ・山ちゃんの四人組と
クリ美さん・しずかさん・虎子さん・加護ちゃんの四人組の計8人が円卓二つを挟んで談笑。
リンちゃんは店内をぐるぐるまわって知り合い一人一人に声をかけて話をしている。
その他の男は僕らソファ組を背にカウンターに座って、様子を伺っている。

時間は15時頃だろうか、それまで大人しくお酒を飲んでいたそれぞれが頃合いを見計らったかのように
ざわめき始めた。
まず、男女8人組の話が盛り上がってきており、バー全体に話の内容が筒抜けになっている。
恐らくは8人とも常連さんで知り合いなのだろう。
当初から打ち解けた感じで、しかも、ギアの入り方が高く、
最初から「S」だの「M」だのという単語が飛び交い、
「(チ○コの)仕事が出来ない奴はダメだ。」というしずかさんの声や
「僕、女性に罵倒されている時が人生で一番幸せを感じます」というブタオの声が漏れ聞こえてきた。
さすがにこの常連の中に割って入って突然性的な話ができる程の度胸は僕には無い。
「はじめまして。御子柴と言います。実は僕は意外な一面がありまして・・・。」なんて声をかけられない。
そんなことを言った日には、しずか嬢から「知らねーよ。初対面のお前の意外以外の全面を知らねーよ。」と激しく口撃され、「お前も(チ○コの)仕事が出来なそうだな。」くらいは言われてしまうだろう。
僕は脇汗をかきながら、出来るだけ大人しくしていた。
そんな感じで店中の人間が8人の会話に耳を傾けていた時、ついにブタオが動いた。
「そこまで言うんだったら、僕を縛ってください。」突然叫んで立ちあがったブタオに、
そこにいた常連たちが「いいぞ!いいぞー!」とヤジを飛ばし始めた。
正直前後の会話の流れは聞こえなかったが、今まさに怪しい世界での戦いの火ブタが切っておとされたのだ。
しかし、最初から僕は謎の風景に開いた口が塞がらなかった。
縛りを要求するブタオは手を空に向けて広げ、「さぁ来い」のポーズ。
いったいこのM男に誰が鉄槌を下すのか、Sを明言するしずかさんかそれとも淑女のクリ美さんか・・・。
ドキドキしていた僕の目に入ってきたのはノブさんが自分のバッグから取り出した縄をブタオの首に巻き始めた時だった。
えっ?どういうこと?男が男に?えっ?モーホーなのか?
クエスチョンマークが僕の頭上を浮遊する。
輪をかけて驚かせたのは、ノブさんが見事な亀甲縛りを見せてくれたことだ。
それはそれは見事な手順で縛っていく。その手先に僕は惚れ惚れし、純粋にすごいと思った。
自分の前で人が縛られていく様子を僕は見たことが無かった。
バー内では下半身裸になることは禁止というルールだったため、
(下半身露出はわいせつ罪になるため、その辺りも一応遵守しているのかもしれない)
上半身裸・下はパンツのみのブタオは豚の名の通りしっかりとハムに加工されていた。
見事なそのボンレスハムぶりには「お中元にぴったりだ。」と店内から歓声の声が上がっていた。
その辺りから熱気を帯びてきた店内は僕やカウンターに座る一見さんを置き去りにして、
盛り上がり始める。ハムにされたブタオを言葉攻めにする女性達、
「似合ってるわよ。」「何嬉しそうな顔してんのよ、気持ち悪い。」との声が上がる中、
阪神タイガースのユニフォームを来た虎子さんはどこからか持ち出したムチを大きくふりかぶって
思いきりブタオの背中を叩いた。「ビシッ」と生身の肌を打つ大きな音が聞こえたかと思うと、
ブタオは「はうっ」と声を上げた。言うまでもなく、痛みと快感が合わさったような声だった。
そして、交替してクリ美さんが叩き、またノブさんが叩く。
怒涛の三人のフルスイングはまるでバース・掛布・岡田の3打席連続ホームランを見たかのようだった。
三度背中を打たれ、立てなくなったブタオは四つん這いの姿勢で痛みと快感に顔を歪ませている。
そして、「気持ちいいの?」と聞きながら、クリ美さんが顔を思い切り踏みつける。
苦悶の表情を浮かべながらもうっすら赤い火照った顔をして、ブタオはヨダレを垂らしていた。
僕は目の前で繰り広げられた一連の流れについて激しく脳を回転させながらも、
突然のショーに顔色を変えることは無かった。
いや、変えることができなかった。完全に硬直してしまって。
これがハプニングバーなのか・・・。
きっと他人からは余裕綽々に見えたのかもしれない。
僕は足を組み、背もたれに寄りかかりながら、手で顎を撫でていた。
次の瞬間、クリ美さんが僕の方に体を向け、遠くから話しかけてきた。
「あなた、どう思う?」
この漠然とした質問に僕はどう返せばいいだろう。
余裕に見えても、頭の中はフルスロットルなのだ。そして、出てきた答えは・・・
「とてもいいと思います。」
今思い返せば何がいいのか全く分からないが、
まるでFacebookで「いいね!」ボタンを押すかのような簡単な答えになってしまった。
予想通り、この答えに満足しなかったクリ美さんは「ふぅん」と言っただけでソッポをむいてしまった。
完全に失敗した。しかも、初対面の僕に話かけてくれたのに早くも捨てられてしまった。
なんか寂しいよ、ご主人たまー。
自分の中に芽生えたMな感情を押さえつつ、ふとアイさんを見ると、
目を真っ赤に充血させ、いつもより瞳孔を大きくさせている。
「どうしたんですか?」そう聞くと「いいッスね」と言い、深く長いため息をつく。
またしても、Facebook的な感想だ。
そして、アイさんは聞いてもいないのに僕に自分がMであることを打ち明けてきたのだった。
さらに僕も聞かれてもいないのに自分がSであることを打ち明け、
「僕もあんな風に縛れるようになりたい」と語った。
それを青木夫妻は高みの見物とばかりに見下ろしている。
お年を召した二人はとても楽しそうにしており、こんな場所ではズレているかもしれないが、
とても微笑ましい光景だった。
正直、二人のことは分からない。
特に旦那さんの方に性的な能力(しずかさんの言葉を借りれば、仕事ができるか)が
あるかは見当もつかない。もうお年を召しているのだし。
だけど、こうやって人の性的な部分を覗くことで彼らの性欲は満たされているのかもしれない。

数十分で他人の影の部分を一度に見てしまった僕は興奮していた。
決して他人の準性行為にという意味ではなく、人の心の闇を垣間見たことにだ。
やはり人の外見と内面は別物だ。
人に言えない秘密を抱えていたり、外見からは分からないような思想や考えを持っていたりする。
普段知りえない精神の部分を抉る作業ことこそ僕はとても興奮するのだ。

その後、放置プレイを受けたブタオはバーの隅に片づけられ、縛られたまま放置された。
そして、次のターゲットはまことさん。この方も常連のようで、見知った女性メンバーに責められていた。
手を後ろで縛られ拘束された状態で目隠しをされ、女性達に大人のおもちゃを股間に当てられていた。
大人のおもちゃは店のものだ。
「マスター!電マ(電気マッサージ)~!!」と言うと、「かしこまりました。」と電マを差出し、
「マスター!バイブ~!!」と言うと、「かしこまりました。」とバイブを差出してくる。
この店はどこまで用意周到なのだろう。
女性3・4人に股間と乳首を同時に責められ、Mのまことさんは「すげー、いい」「さいこー」という言葉を
繰り返していた。見た目渋い感じのダンディな方なのだ。おそらく普段は会社で部下もいることだろう。
いつもあのネチネチ起こる上司がまさか電マで悶えるとは部下だって分からないのだろう。
次第にまことさんは「出そう、出そう」と言い始めたので、皆が慌て始める。
ここのルールは「ものが目に触れてはいけない」のだ。
どうも、射精はOKだが、その際の液体やら本体そのものが目に触れるのはご法度らしい。
でも、そのルールを皆が遵守している。
常連がしっかりしているため、秩序が守られているのだろう。
「マスター!コンドーム!!」そう虎子さんが言うと、マスターがコンドームを差し出す。
しっかりゴムをつけてこぼれないようにするのかと思っていると、
虎子さんは電マに無理やりゴムを付け始めた。「汚れちゃったら困るもんね。」
・・・そっちですか?
確かにおもちゃは共有のものだから性器に直接触れたりはしていない。
この辺りもルールの一つなのだろう。
その後も「マスター、ヘアバンド」とクリ美さんが言い、まことさんの棒の部分を下着の上からバンドで止め、
さらに「マスター、ヘアバンド追加」としずかさんが言い、さらにきつくしめつけた時には
まことさんはアヘアヘ言いながら、「気持ち良過ぎる」とつぶやき、
その棒状の部分は50代男性のものとは思えないほどいきり立っていたのだった。

これらの光景はまさに僕の目の前で起こっており、
楽しいとは言わないまでも、面白く笑える体験をしている自分がいて、
新しい世界に出会えた喜びを味わっていた。

ただ、これだけで終わるはずがなかった。
ブタオ、まことさんと常連の二人が女性に責められ、
そして、次に狙いを定められたのは、ご新規様の男性。
店内に新規とおぼしき男性は計6名。
若いイケメンの2人組・30~50代のサラリーマン3人組、そして僕。
僕が常連の女性だったら、からかい甲斐があるイケメン君を選ぶだろう。

だけど、「類は友を呼ぶ」の法則なのか。
変人は変人に吸い寄せられるのか。
いや、僕は変人なつもりはないのだけれど・・・

次回予告「僕のアナルを君に捧ぐ」、お楽しみに。

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a>17:00│コメント(6)日記 | 飽くなき性の探求このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事へのコメント

1. Posted by fp   2014年04月20日 17:14
いや

もう今回も最高でした笑

御子柴さん文才ありすぎです

ブタオ最高でした

ちなみに僕も亀甲縛りは出来ますよ笑
2. Posted by ひふみ   2014年04月22日 06:31
もう面白くて、通勤中の地下鉄では御子柴さんのブログ読めません(^ ^)

3. Posted by yu   2014年04月22日 20:36
さすがの御子柴さん、文章で引き込まれちゃいます。。
面白い〜

亀甲縛…縛れないけど、縛られたコトはありますよ^ ^


続き楽しみにしています。

4. Posted by 御子柴清麿   2014年04月30日 00:47
To:fpさん

ブタオ氏はバー内でとても楽しんでおられるようでした。
なかなか自分の性癖をさらけだすことも無いでしょうから、
そういった人たちにとっては
とても楽しい場所なんだと思います。

亀甲縛り・・・僕もできるようになりたいッス。
5. Posted by 御子柴清麿   2014年04月30日 00:49
To:ちょんすけさん

二記事続けてのコメントありがとうございます。
楽しんでいただいているようで何よりです。
励みになります。

全5回の公開も終わりました。
満足していただけるといいのですが。

地下鉄で読まれる時は、
人に画面を見られないように気を付けてください。
周りから白い目で見られたら申し訳ないです・・・。
6. Posted by 御子柴清麿   2014年04月30日 00:51
To:yuさん

縛れないけど、縛られたことあるとのこと、
Mの方ですか?

うーん、そんなに一般的なんですね。
縛った経験も縛られた経験もないのが恥ずかしくなってきました。

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