2014年04月16日

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其の一では、ハプニングバーのシステムや現状を説明しました。
いよいよ潜入取材篇です。


@都内某所某ビル街某地下二階の会員制バー 休日昼間13時頃


都内の某駅から歩いて数分、とあるビルが乱立したゾーンにその店はあった。
駅からほど近く、こんなところにハプニングバーがあるのかとびっくりするくらい、
そのビルの前を人が大量に通っていく。
皆さんがよく使うターミナル駅を出て徒歩数分の場所を想像してもらったらいい。
ただ、一般人はそのハプニングバーに入ることができない。
夜、酔ったサラリーマン達が「もう一軒行こうぜ~」とはしゃいで、
居酒屋の暖簾から顔を出しながら、「オヤジさん、やってる?」みたいなノリでは絶対に入ってこれない。
なぜなら、店が閉まっているからだ。
バーの名前が扉の上に書いてあるのだが、その扉は決して外から開くことが無い。
そもそもお店が開店しているのかも分からないだろう。


僕は友人のアイさん(男性)に連れられ、ビル街の中のそこそこ大きいビルまでたどり着く。
中を見ると僕でも知っている企業の支店も入っているようなビル。
そのビルの外にある裏口のような幅の小さい階段を二人で降りていった。
階段の先には人が一人だけ入れるくらいの黒い扉がある。
その重々しそうな扉はRPGのゲームに出てくるような秘密の扉風で、
簡単に空けられそうな気配が全くない。実際入れないのだ。そもそもこの扉に取っ手すら存在しない。
扉の横にあるインターホンを鳴らすと、渋めの男性の声で「いらっしゃいませ」と聞こえる。
「予約したアイと申します。」そう返すと、「昨日予約されましたアイさんですね。」と確認があった。
「少々お待ちください。」指示通り待っていると、
中でピッピッと何度も電子音が聞こえる。そして、その黒く重たそうな扉はゆっくりと開いた。
すると、目の前で黒い制服を着たボーイさんが一人深々と頭を下げている。
扉の向こう側もとても狭く、アパートの玄関よりもはるかに小さい場所で靴を脱ぎ、
正面にあるカウンターへボーイさんに導かれる。
カウンターの向こうにはさらにまた厚い扉があり、とても厳重そうな雰囲気が感じられる。
もうこの時点で怪しさ満点だ。
監視カメラの数も相当多いのを僕は見逃さなかった。
ビルの前、階段の天井、そして、重苦しい扉の上・・・何のためかは大方想像できる。
警察に踏み込まれるのを避けるためだろう。
勿論、警察だってここでそういった違法営業をしていることくらい分かっているだろう。
クラブと一緒で、たまにガサ入れなんかがあるのかもしれない。
通路が狭いのも二重の扉も警察が突入してこないためだ。

ボーイさんにアイさん経由で初めてである旨を伝えると、バーでの禁止事項の説明を受ける。
全部で30個くらいあったのだが、重要な部分をまとめるとおおよそ四つだ。

一、お客同士のプライベートを詮索してはいけない。
二、店内で携帯を触ってはいけない。写真撮影禁止と連絡先の交換の禁止。
三、シャワールームの使用はスタッフに必ず声をかけなければならない。
四、迷惑行為、卑猥な行為をしてはいけない。

これらが事細かく、保険商品の契約書や家電の説明書のように書いてある。
ツッコみどころ満載なのだが、とりあえず黙って第一条から第三十条まで目を通す。
それにしたって第一条・第二条・・・ってこんな笑える条項は
「知らないお姉さんに声をかけてはいけない 」
「ママのおパンツをかぶってはいけない 」
「食事中ちんちんカイカイは禁止」でお馴染みの「クレヨンしんちゃんとママとのお約束条項」以来だ。



真面目に書いてあるのだが、第三十条の「卑猥な行為をしてはいけない」には
「またまた~」と笑いをおさえてなんとか「御子柴清麿」とサインをした。そして、身分証の提示。
その後に料金の支払い。この日は入会金¥10000+入場料¥10000-初回割¥5000の¥15000。
おそらくこの店は男性のみ完全紹介制なので高い部類に入るのだろう。
色々HPで相場を調べてみたがお店によってバラバラなのだが、
入会金が¥5000~10000、
入場料は平日の昼が¥3000~8000・夜が¥10000~15000
土日祝の昼と休日前の夜は¥2000~5000上乗せされる感じだ。
ちなみに、これは男性単独(女性連れではないという意味なので、男性2人で行ってもこの料金)の場合で、
女性は入会金のみ(¥1000~2000)で入場料は無料だし、
カップルの場合、単独男性の1/3くらいの値段になる。
ちなみに、僕が行ったところは飲み放題なのだが、ドリンクによって追加料金が発生した。
ちょっと男性が遊ぶ場所としては正直高い。
金曜日の夜にふらっとクラブに行くなら¥3000の入場料(ドリンクチケット付き)+酒代¥2000の
¥5000くらいでおおよそ済むだろうが、ハプバーの場合¥12000かかる。
ただ、これでお店が成り立つということはこの料金が相場であることを意味する。
キャバクラに行ったりクラブに行ったりただ飲みに行くよりも
お金を出す価値があると認める人がいるからこそ経営が成り立ってるのだ。

お金を支払うと、無線機で「ご新規の御子柴様・アイ様がご来店です。」と何者かに告げる。
すると、またしても中からピッピッと音が聞こえ、二つ目の扉が開く。
電子キー付きの扉で暗証番号を入力しないと開かない仕組みになっているのだろう。
つくづく感心するほどにセキュリティガードが厳しい。

扉が開かれるとそこにはさらに階段があり、暗い照明の下降りていく。
降りていく途中に後ろの扉が締められ、完全に部屋に閉じ込められた感じだ。
そして、地下2階に降りると、そこには至って普通のバーがあった。
入口でまたしても黒い制服を着たボーイが出迎え、「いらっしゃいませ」と深々とお辞儀をすると、
店内の案内をしてくれた。
広めのカウンターと3人掛けや円卓の形のソファが席が8つくらい、そこそこ広い。
ソファ席は3区画ほどに別れてはいるが、完全に区切られてる訳ではない。
天井にはシャンデリアが幾つかあり、店内はバーにしては暗くない。というより、かなり明るい。
そして、相当高級そうな印象を受ける。
ドラマなんかで見る銀座のクラブを思い浮かべてくれると分かりやすいかもしれない。
そして、トイレとシャワールームを案内される。
店員は「シャワールームをご利用の際は声をおかけください。」と言う。
一体どういう時に使うことになるのか?と逆に聞きたかったが、野暮ってもんだろう。
店内の説明を受けた後、一つのソファ席に案内される。
正直なところ、この時点でかなり動揺していた。
というのも、一緒に行ったアイさんによると、彼が行った三回ともそんなに人数がいなかったと
聞いていたからだ。
実は店内には男女合わせて20人以上の人がいた。
まだ大人しく酒を飲んでいるが、これから乱れ始めるのかもしれないと思うと僕は緊張のあまり
膝が震え、それは小一時間ほど止まることは無かった。
勿論、膝の震えが止まったのは店内で人の動きがあったからだ。

僕が行ったバーの昼の部は12時から開始していた。
僕が入店して諸々説明を受けたりして13時半近く、その1時間半の間に20人近くが店に入り、
とりあえずはただのバーとしてお客が各々飲んでいる。
結構人が入っていると思ったので、アイさんに聞いてみる。
「随分入っていますね?」
「いや~、こんなに人が入っているのは初めて見ました。
金曜夜に来たことが一度だけありましたがその時以上です。」
「日曜昼だからってことですか?」
「前にこの時間に来たこともありますが、その時は数人だけでした。たまたまだと思います。」
この後も恐がる僕は場をつなぐように矢継ぎ早にアイさんに質問をし続けた。
「お客は知り合い同士なのか?」「アイさんの知り合いはいないのか?」
「一体ハプニングは起こりそうか?」・・・。
アイさんは丁寧に答えてくれるのだが、なんとなく上の空だ。
アイさんも、経験したこともない人数の多さと、
そして、僕らを舐めるように見るその視線に、心が乱されていたのだ。
ボーイさんがアルコールを運んでくるとき、こっそり僕らに教えてくれる。
「男性様が動かないと何も起こりません。
向こうにいる女性様にお声をかけてはいかがでしょうか。」
そこには淑女とも言うべき普通の妙齢の女性達がいた。
こちらの視線に気づいた女性達に僕はニコヤカに口角を上げ、敵意は無い旨だけは表示しておいた。

数時間後、僕とアイさんはこの店の主人公と準主人公になった。
僕の営業スマイルが引き金になったことを知ったのはもう少し後の事。

危ない遊びはまさにこれから始まろうとしていた・・・。

No.130 初めてのハプニングバー① ~痴女と電マとスタンプカード~
No.131 初めてのハプニングバー② ~M男とムチとタオルケット~
No.132 初めてのハプニングバー③ ~バイブとゴムと亀甲縛り~
No.133 初めてのハプニングバー④ ~松の部屋と生贄の祭壇~
No.134 始めてのハプニングバー⑤ ~前戯と僕と早漏疑惑~

↓まだまだ話は続きます。次回から本編開始です。
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a>02:00│コメント(13)日記 | 飽くなき性の探求このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事へのコメント

1. Posted by ハプニンガー   2014年04月16日 07:02
4 出社前にミコミコのブログをよんで、久しぶりにドキワクしちゃった(*^o^*)
あとは「早めの更新」を心掛けるだけだね(^з^)-☆Chu!!
2. Posted by 双雲   2014年04月16日 11:12
御子柴さん

ご無沙汰しております。
双雲です。

今回のシリーズ非常にドキドキしながら読ませて頂いております。
なんていうか通常のダンジョンではなく、隠しダンジョンに足を踏み入れた感じがして、RPG好きな僕としては最高です。
続き楽しみにしております!
3. Posted by fp   2014年04月16日 11:31
相変わらず最高に面白いです。

知らない世界を教えてくれる御子柴さんには本当に感謝です。
4. Posted by 御子柴清麿   2014年04月16日 23:51
To:ハプニンガーさん

出社前にゲスの極みとも言える当ブログをお読みいただき
ありがとうございます。
仕事に影響していませんか?心配です。

楽しんでもらえているようで光栄です。
引き続き更新は出来る限り頑張ります。
僕のブログは無償で見返りのないただの趣味で書いているものなので、僕のペースでやらせてください。

ゆっくり気長にお待ちいただけると助かります。

今後ともよろしくお願いします。
5. Posted by 御子柴清麿   2014年04月16日 23:58
Tp:双雲さん

お久しぶりです。元気ですか?

今回はクラブとは全く関係ありません。
クラブ好きの双雲さんには申し訳なく。

今回ハプニングバーに行ったことはたまたまで、
今後通い詰めることはなさそうですが、
経験したことが今までなかったことを皆さんに面白おかしく
読んでもらいたいと思って書かせてもらっています。

次回から本編突入です。
僕がお尻を丸出しにして感覚が無くなるまで叩かれた挙句、
肛門からウィスキーを注がれる話をお送りします。

・・・ごめんなさい。嘘です。

そんな過激な話ではありませんが、
まぁ、そういう世界を少し垣間見たということだけお伝えしておきます。
6. Posted by 御子柴清麿   2014年04月17日 00:01
To:fpさん

「相変わらず」「最高に」「面白い」
とても嬉しい褒め言葉をいただきました。

ありがとうございます。

本編はまだまだこれからです。
楽しんでもらえるよう、一生懸命書きます。
7. Posted by 双雲   2014年04月17日 12:13
おかげさまで楽しくクラブライフ送っております!

ジャッカスでさえ肛門からビールなのに、御子柴さん相変わらすですね。笑

また、是非タイミングあればクラブでなくても食事とかに行きたいなと思ってます。
昨年初めてお会いさせて頂いたきりだったので(^^;)
8. Posted by ちょんすけ   2014年04月17日 13:37
続きが気になります(*^_^*)
9. Posted by ひふみ   2014年04月18日 00:47
3 はじめまして

ブログに影響されて旅先でクラブに行ってしまってます^ ^

ハプバーですか!
自分は1人の女性に他の男性とソファーに下半身裸のまま並ばされました。
恥ずかしかったです。

ワクワク感はクラブと通じるものがあるかもしれませんね〜
10. Posted by 御子柴清麿   2014年04月19日 06:39
To:ちょんすけさん

続きを今書いているところです。
次回は主要な登場人物紹介から入り、
登場人物の店内ポジショニングからどう入り乱れていくかを
ご説明していこうと思っています。

読んでいる方が楽しんでもらえるのが何より嬉しいです。

頑張ります。
ありがとうございます。
11. Posted by 御子柴清麿   2014年04月19日 06:40
To:双雲さん

そうですね。
ご飯でもクラブでもなんでもござれです。
また、お声かけください。

最近のクラブライフをお聞かせください。
12. Posted by 御子柴清麿   2014年04月19日 06:45
To:ひふみさん

はじめまして。
旅先でのクラブも新鮮でいいものですよね。
各所に行かれているようでうらやましく思います。

ひふみさんもハプニングバー行かれたことあるんですね。
下半身裸ですか・・・そういうお店も存在するんですね。
僕の行ったバーは露出禁止でした。

まぁ、僕はクラブみたいにハプニングバーにはまることは
無いようです。
その辺りも最後に書こうと思っています。

今後ともよろしくお願いします。
13. Posted by 御子柴清麿   2014年04月30日 00:40
To:ちょんすけさん

続きを書き終えました。
長々と五回に渡って書きましたが、
お楽しみいただけたでしょうか。

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