2013年11月04日

二日目はboxLuxyMuseとハシゴした。
時間は2時半。こちらのクラブが終わるのは非常に早いので、この日は終盤戦にささしかかっている。
個人的には、女の子との絡みは今日のところはないだろうと思っていたし、
行ったことのない台湾のクラブに行けたので満足していた。今日もぐっすり眠れそう。
逆に相方の竜さんは目をギラつかせ、髪を逆立たせ、顔を赤らめている。
元から強面の彼だから、超怖い。
きっと彼は葛藤している。六本木随一と言われたナンパの腕前は完全に潰されていた。
元々人見知りするタイプだし、言語の不自由さ・クラブの雰囲気もあって、地蔵していた。
意気込んで、台湾に乗り込んできたものの、一日目から僕だけ女の子と美味しい思いをし、
きっとそこには嫉妬心は無かっただろうけど、
台湾でもナンパはうまくいくだろうって期待感に溢れていたものだから
その激しいギャップに彼のプライドはズタズタに潰されていた。
とにかく結果が残したい彼の要望もあり、昨日僕がうまくいったbabe18に行くことにする。

9月某金曜日(台湾滞在二日目) 26時半  @babe18

昨日に引き続き、パスポートを入り口で見せて、
お金を支払い、地下一階へ。
雰囲気はというと、時間の割には人が少なく、木曜夜に比べると盛り上がりに欠けている。

そして、相変わらず多い外国人(国籍不明・黒人白人関わらず)。
ホントに多い。理由は不明だけど、この箱の特性なのかも。
箱に入った途端、踊り始める僕。
逆に飲み始める竜さん。
僕の感覚では踊った方が女の子と打ち解けやすいのに。
僕は日本でもそうだけど、箱に入ったら大抵フロアで踊っている。
交錯した光と耳を劈く爆音の中に身を委ねることは快感に他ならず、
酒が飲めない僕がわざわざクラブに行くのにはそういった部分に中毒しているからだ。
台湾でもそれは同じで、フロアで一体になって、ある意味自分がドロドロに溶けて、
その場の空気と混然としている感覚を味わっていた。

踊り始めて15分ほど、早くも箱に馴染んだ頃、女の子と目があった。
じーっとは見てはいないけど、絶対にこちらを気にしてはいる。
僕は敢えて知らないふりをし、女の子の反応を伺う。
僕と彼女の間には何人かの人。
彼女がもし僕に興味があるなら、人をかき分けて近づいてくるだろう。
彼女と話が出来れば御の字だし、出来なくても顔を覚えていれば、
あとでこちらから声をかければいい。まだ、箱に入って間もないのだし。

だけど、数分後踊っている僕に近づき、話しかけてくる。

「日本人ですか?」日本語で話しかけてくる。
「えっ?なんで分かったの?日本人?」 てっきり日本人かと思った。

だけど、彼女は英語で答える。
「私は日本人じゃないよ。台湾人。あなたはまさに日本人って感じ。」
「そんなに分かりやすいかな?
でも、君みたいな可愛い子に話しかけられて嬉しいよ。」

ニコニコ笑う彼女。
友達はどこにいるのか聞くと、一人で来ているという。
昨日出会った女の子も一人で来てたけど。
一人で女の子がクラブに来ることは普通のことだろうか、
それとも、ナンパ待ちなのか。

彼女と踊りながら会話すること数分。
またしても、女の子とキスをしてしまったのだった。
何、これ?こんなイージーでいいのか。まだ箱に入って30分も経っていない。

日本でも逆ナンなんて珍しいことだし、最速にも程がある。
日本人?と聞いてきたことからも日本人好きなのかもしれない。
それにしたって僕みたいな奴がこんな美味しい目に遭うってどういうことだろう。

数分後、お腹が空いたという彼女を連れて外に出る。
入り口付近にいた竜さんとすれ違うが僕には気づいてはいない。
女の子を連れ出すと聞いたら腰を抜かすだろう。
僕に気づかない彼の背中に(二日連続ホテルに連れて帰ったらごめんなさい!)と語りかけ、
外にあるコンビニへ。サンドウィッチを購入し、クラブ客がたむろする階段に腰かけ二人で話をする。
仕事の話、日本に遊びに行った話、友達が日本で働いている話、
全部英語だけど、まぁ、なんとか意思疎通は出来る。
自分の拙い英語でも通じるもんだ。
学生の頃は英語は好きな課目じゃなかったけど、
高校の時に客員教師だったエミリー先生に恋をして必死に勉強していたのを思い出す。
童貞だった僕はエミリー先生のナイスバディにいつも鼻を膨らませていた。
Thank you,Emily.  僕は異国の地で頑張ってます。

彼女は日本かぶれとまではいかないけど、日本が好きみたい。
僕に話しかけたのもなんとなく理由が分かる気がした。
日本語は喋れないとのこと、だけど、一つだけ歌える歌があるという。
彼女は数年前まで歌手を目指していたようで、その時に覚えた日本語の歌。
何の歌かと聞くと、『タイヨウのうた』。
知ってるかと聞かれたので、知っていると答える。「ドラマの歌だよね?」
皆さんはピンとくるだろうか。

 

TBSで放送された、泣ける純愛ドラマ三部作の一つ。
「世界の中心で愛を叫ぶ」「いま、会いに行きます」に続く、沢尻エリカ主演のドラマ。
XP(色素性乾皮症)という、太陽(紫外線)に当たる事の出来ない病気になった女の子の物語。
この頃は「1リットルの涙」といい、難病を抱える薄幸の少女をやらせたらピカイチだった彼女。
劇中歌で歌われた「タイヨウのうた」は記録ずくめのシングルとして発売されている。

彼女はその曲を知ってると何度も言うので、もしかしたら僕に聞いて欲しいのかな?と思って
「ちょっと聞かせてよ」と言ってみる。
「その言葉を待ってのよ」と言わんばかりに歌い出す彼女。


雨が余計な埃を流してしまったのか、澄み切った彼女の歌声が夜の台北に響く。
しかし、ワンフレーズ歌って、「上手だね、日本語も完璧!」なんてやりとりは一切なく・・・。
彼女は大声で歌い続ける。途中、もうええわ!ってツッコミ入れそうになったけど、
そんな雰囲気も無く、邪魔許すまじと彼女は必死に歌う。
結果、頭からお尻まで五分間彼女のリサイタルを聞く羽目になったのだ。
まわりの人がなんだなんだ?と見てくるし、とても恥ずかしかった。
途中どんな顔したらいいか分からず、作り笑いを浮かべてた。
台湾に来て台湾人に日本語の歌を聞かされる日本人。

ジャイアンばりの強引なリサイタルを聞かされ、辟易した僕とは対照的にやり切った感の彼女。
日本人の僕に歌を聞いてもらって満足をしたようで、そろそろ帰ると言い出した。
確かに彼女のおかげでタイヨウも昇り始めたし、帰ることに。
彼女は台中に家があり、台北で遊んだ日は親戚の家に泊まっていくようだ。

クラブに戻り、ロッカーから彼女の荷物を取り出そうとすると、
なんとクラブが閉まっている・・・。時間は4時を少し過ぎたところ。
閉店の時間を過ぎていたのだ。
それにしたって、本当にピッタリで締めてしまったのだろう。
彼女と同様の状況になっている人が結構いる。

どうしよう?と困る彼女にタクシーで帰るとどれくらいかかるか聞いてみる。
大したお金ではないようなので、タクシー代出すからとりあえず親戚の家に帰りなと僕は言う。
「さっきの素晴らしいコンサートに、まだ代金を払っていない」と。
我ながらものは言いようだ。
お金を受け取るのを渋る彼女、申し訳ないと言う。
終いには「どこに泊まってるの?近くだったら泊まらせてよ。」とのこと。

うーん、自分からそれを言うか。
これってどういう意味だろう?関係を持つのか持たないのか正直分からない。
でも、タクシーで帰らないなら、このまま放っておくわけにもいかないし・・・。

僕は一瞬だけ迷い、結果彼女と一緒に僕の泊まるホテルに向かって歩き出したのだった・・・。
(つづく)

↓さてさて、この続きはどうなるでしょうか?
実はこの後、自分でも予想外の方向に話が逸れていきます。ヒントは「同性愛者」。お楽しみに。
応援のクリックいただけると助かります。

にほんブログ村 恋愛ブログ ナンパ・逆ナン(ノンアダルト)へ

恋愛ナンパブログランキング>ナンパブログランキング

ナンパブログランキング

恋愛 ブログランキング

ナンパあんてな 


a>22:20│コメント(0)日記 | 台湾編このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

名前
URL
 
  絵文字