2013年05月05日

クラブ日記No.84からの続き。

クラブでナンパした女性からパーティーの誘いを受けた。
友達が沢山集まってワイワイ騒ぐとの話を聞いていたが、怪しさが半端なく、
僕はマルチ商法に違いないと思い、潜入捜査をする覆面ブロガーとしてパーティーに参加することにした・・・。

@恵比寿の高級マンション 4月某平日夜20時

参加を表明すると、場所と時間の書かれた案内状のようなメールが届いた。
これが悪の巣窟なんだな・・・犯罪組織を追いかける探偵にでもなったかのように
僕はニヤリと笑みを浮かべた。
潜入日当日は松田優作が如く、朝からハードボイルドを気取って眉間に皺を寄せながら仕事をこなし、
早めに職場を出ることに。しかし、帰りがけに同僚の女性から
「今日は帰るの早いね。なんか一日中気分悪そうな顔してたもんね。」と言われる。
カッコつけていたつもりが、体調が悪そうと思われていたことに愕然とする。
悪かったな、変な顔で・・・。幸先が悪い、ひどく不安になる。

地下鉄を乗り継いで恵比寿駅に着き、指定されたマンションに向かう。
割と高級なマンションが立ち並ぶ地帯に足を踏み入れるとドキドキしてくる。
そして、マンションに着いたとき、僕は偶然の出来事に驚いていた。
僕はこのマンションに来たことがある!
前回来たのは3年前のクリスマスイブ、まだナンパもクラブも知らないウブな僕は
合コンのため、会社の先輩に連れられこのマンションに来たのだった。
その先輩はこのマンションを投資用に購入しており、住人があらかじめ予約すれば使えるゲストルームで
4対4でしこたま酒を飲み、乱痴気騒ぎをした。
合コンの相手に自他共に認めるどSキャラのお姉さんがいて、
昔彼女が元彼氏の乳首を噛みきってしまったことがあるとの身もよだつようなエピソードを披露した後、
なぜか僕は上半身裸にさせられ、その女性に乳首を噛まれ、(甘噛みとかじゃなく、マジ噛みだ)
血が噴き出し、僕の体が赤く染まるという、クリスマスカラーで彩られた合コンをした場所だった。
その後、お姉さんとベッドインしたとかいうエピソードがあれば、
射精込みでホワイトクリスマスになった・・・ってオチがつけられるのだが、
全くそんなこともなく、僕は損な役回りとなっただけだった・・・そんな思い出の場所。

僕は3年前の悪夢を思い出しながら、自分に向かい風が吹くのを感じ、マンションに入って行った。
マンションの入り口で自動ドアを解除してもらい、中に入っていく。
ここまで来たからには引き返せない。僕は息を飲んだ。
このマンション、超高層でその分部屋数も多いのだが、先に述べたとおり、
投資用マンションのため中は人がいないのが不気味でもある。リアルホーンテッドマンションだ。

部屋の前に立ち、大きく息を吸う。部屋は以前使ったゲストルームではなく、普通の部屋で番号がついている。
インターホーンをならすと、「はーい、どうぞ」と可愛い女の子の声がする。
僕は身構え、部屋に入ると、なんと・・・。

そこには裸の男女が何人もいたのだった!!

・・・って展開だったら非常に面白いのだが、残念ながらそうではなく。
普通に年齢層がバラバラの男女が20人程いた。
クラブで声をかけ、今回パーティーに誘ってきた女性が愛想よく出迎えてくれる。
彼女に事情を聞いてみる。
このマンションはパーティー主催者の一人の所有物で
今回のパーティーのため、特別部屋を貸してくれていること、
本当に純粋なパーティーであること、彼女の人脈を使ってさらに友達の輪を広げようとしていること、
集まった男女はお互いをほとんど知らないということ、このパーティーは月に一度開かれていること・・・。

メンバーはその後も増え、50人程に。
一人で参加している人もいれば、複数人で参加している人も。
まだ趣旨がつかめていない僕はこの場にいる男女を観察し、
参加者の目的とパーティーの趣旨を瞬時に考える。

おそらくこんな感じだ。主催者が何人か共同でパーティーを開いており、
彼ら彼女らが友人を引っ張ってきている。僕も勿論その一人にカウントされる。
参加者50人のうち、初参加が半分くらい、主催者が5人で、残りは既参加者。
男女にこだわらない出会い系パーティーといったところか。

広々とした幾つかの部屋にはソファや椅子が置いてあり、
テーブルには食事やお酒が並べられている。本当にパーティーの様相だ。
ベランダに出ると、東京タワーが割と近くに見られ、夜景もきれいな場所。
僕は一人でシャンパングラスを片手に、今後の展開に頭を巡らせていた。
平静を装っていたが、まさかの普通のパーティーであることに驚きを隠せずにいたし、
知り合いのいない今の状態で数時間パーティーを過ごすことが非常に苦痛に思えてきた。

そんな中男性が一人近づいてきて「このパーティーは初めてですか」と声をかけてくる。
トークスタート。この人も初参加のようで、かなり緊張しているようだ。
僕はクラブで人慣れしているせいか、この場をどうしのぐか困っても緊張することは無い。
この後に話をした人も「緊張します」と第一声に述べており、
随分緊張している人が多い。知らない人と会うことは分かっておるだろうになぜ来たんだ?笑
余裕が出てきた僕はもう一度会場を見回して確認する。
男性は1人で来ている人が多く、女性は3~5人の友達同士で来ている。
この状況を見て僕は確信した。これは「一人でクラブに行って女の子をナンパする」のと同じことだな・・・と。
だけど、残念なことにこれだけ人がいるのに可愛い子が一人もいない!!
このパーティーの参加者50人の男性の中ではほぼ間違いなく僕が一番ナンパが上手だろう。
しかも、閉ざされた空間でのナンパで僕に敵うものなどここにはいるはずがない。
それなのに、好みの女性が一人もいない・・・。
僕はこの時点でゲームを捨てていた。おそらく今日は得るものは無いだろう。
来月もう一度参加してナンパをするための練習試合と割り切っていた。

パーティーは次第に盛り上がっていき、多少の余興などもあり、
アルコールが入っていい具合に酔い始めたところで本音が出始める。

とある男性(40歳・会社員)は「女性の番号、何件聞きました?」と露骨に聞いてきた。
番ゲする気もなかった僕は「いや、誰にも聞いていませんね」と言うと、
「ダメじゃ~ん、御子柴さん。もっと積極的に行かないとさ~。
今、流行りの草食系男子?ガツガツ行かなきゃソンするよ。」と僕の肩を激しく叩き、
ワッハッハと豪快に笑っている。非常に不愉快だ。
(僕を誰だと思ってる?あの悪名高い御子柴清麿だぞ。お前なんぞ5分で即ってやるわー)
と僕は思い、ワッハッハと豪快に心の中で笑っておいた。
また、別の男性(33歳・寿司職人)は「私、先月ここで会った女性とデートしまして」と
会って一分も経たないうちに突然自慢話を始めた。
どこでご飯を食べてどこそこのバーで飲んで・・・結果健全なるデートで終わっているのだが、
彼にとっては人生のターニングポイントだったかのように手振り身振り激しく語り、
まるで自分がモテ男にでもなったかのように冒険譚を聞かせてくれた。正直もううんざりだ。

女性について言えば、5人組で来ていた女性と
最初に僕に話しかけてくれた男性と僕の7人で談笑していた時のこと。
その男性は僕が1対4で女性を相手にしている時、1対1で話をし、番ゲをしている様子だった。
彼は人がよさそうで悪意は感じなかったので、彼のうまくいくよう僕は女性を4人相手にし、
邪魔が入らないように配慮した。緊張すると言っていた彼が番ゲしていたのは微笑ましかった。
その女性達とは話が盛り上がり、うち一人の一番ノリのよい女性が周りに

「御子柴さんと番号交換しなよ」と言われていた。
周りに煽られて「仕方ないなー。番号交換してあげるわよー。」と言った彼女に、
平然と「番号交換とかいいです」と丁重にお断りした僕は、
「何モジモジしてんのよ、男のくせに気持ち悪い!」
「あんた、今日何しに来たのよ。」
「本当はあなたから聞くべきでしょ」と罵声をことごとく浴びせられることになった・・・。
いや、本当に興味ないんだよなー。ただでさえ誰だか分からない女の子で携帯の電話帳が埋まっているのに、
絶対に連絡を取ることのない女性の番号を入れて何になる。まぁ、口には出せないけど。
一応社交辞令的に番号は聞いたが勿論その後連絡はしていない。
来月のパーティーに来ないことを祈るばかりだ。

しかし、男性二人の自慢話、
番号交換を断った時の、女性の「あんた、今日何しに来たんだ」という発言から
このパーティーは出会い系パーティーだということを確信したのだった。
出会い系のパーティーと参加者が認識していなくても、参加者は出会いを求めている。
全く知らない者同士が集まる、業者主催のパーティーではなく、
身内の集まるホームパーティーに近いライトなパーティーということがよく分かった。
そして、女性について言えばほとんど素人同然だ。
おそらくナンパは難しくないだろう。ちょっと面白くなってきた。

最初はマルチの勧誘だと疑っていたものの、幸か不幸かそういう類のものではなかった。
今後の展開はどうなるか分からないが、
来月も参加してちょっと悪戯をしてみようと決心してマンションを後にしたのだった。

↓クラブでナンパをすることで外の世界が広がることが楽しかったりします。
こういった出来事が起こるのもナンパの一つの醍醐味なのかなと最近は思います。

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a>15:10│コメント(3)日記 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事へのコメント

1. Posted by か   2013年05月06日 03:50
みこさん面白すぎです。
笑えましたw
2. Posted by 蒲生氏郷   2013年05月06日 21:39
いつも楽しくよんでます。
私もクラブで知り合った方にそう言ったパーティー誘われます。
彼らの目的はお金でしょうか?参加費用から必要経費を引いた分を連れてきた人数に応じて配分しているのではないですか?
3. Posted by 御子柴清麿   2013年05月07日 21:57
To:蒲生氏郷さん

蒲生氏郷、好きなんですよね。
コメントいただいてテンションあがりました。

結局、僕の参加したものは純粋に人脈を広げるためのものでしたが、
かなりライトなもののように感じました。
名刺交換もほぼしなかったですね。
参加費もそんなに高くは無かったので、
ぼったくられてもいないと思います。

蒲生さんが誘われているパーティーでは
幹事の儲けにつながっているのでしょうか。

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